Scan32.exe または Scan64.exe が大量のメモリを使用する
VSE 8.8 では、VirusScan Enterprise (VSE) の On-Demand Scanner (ODS) のアーキテクチャが改善され、マルチスレッド化されたため、ODS はより短時間で処理を完了できるようになりました。
スキャニングの効率を上げるために、1 つのスレッドのプールによってスキャンの対象となるファイルが読み込まれ、リストがビルドされます。同時に、別のスレッドのプールによってスキャンが完了したファイル アイテムがリストから削除されます。
ここで問題なのは、スキャンされるファイルのリストが成長する速度が、スキャニング スレッドによってリストからアイテムが削除される速度を上回る傾向があることです。 つまり、スキャンされるファイルの数によって程度はさまざまですが、(メモリ中の)リストのサイズが非常に大きくなる可能性があります。 リストのサイズには制限がないため、ギガバイト単位にまで肥大する場合があります。サイズはディスク上のファイルの数、リストの縮小につながるスキャニングの速度、および各ファイルのフル パスおよびファイル名を保存するのに必要なデータの量に影響されます。
ODS のパフォーマンスのしきい値をきわめて低いスレッドの優先度に制限することによって、DOS によって使用されるスレッドの数を制限できますが、この問題を解決するには至らない可能性もあります。