Self-Service Supportability Orchestrator データ収集ツール

技術的な記事 ID: KB92519
最終更新: 2022/03/30

環境

McAfee Self-Service Supportability (SSS) Orchestrator 1.0.0 - データ収集ツール

概要

McAfee Self-Service Supportability Orchestrator
SSSO ツールは、データ収集ツールです。これにより、エンドポイントのお客様が使用している複数のサポートツールを1つの ePO 上で使用できるようになります。このツールは、適切なタイミングで適切なツールを起動し、データ収集の作業を容易にします。このツールは、データ収集が行われている状況をキャプチャし、適切な遠隔測定データを報告するのに役立ちます。

SSSO　ツールはこちらから利用可能です：https://support.mcafee.com/webcenter/portal/supportportal/pages_tools

この記事の最近の更新

日付	更新
2020 年 11 月 12 日	関連情報フィールドに既知の問題を追加しました。
2020 年 11 月 9 日	MVISION プレイブックを削除しました。一般的なプレイブックをメイングループとベータグループに分割します。システムツリーのスクリーンショットが更新されました。新しいセクションが追加されました：エアギャップ環境での SSSO ツールの実行。コマンドラインパラメータが削除されました 'p-autoupgrade：false'。
2020 年 8 月 7 日	「SSSO ツールの内容」の「WinZip ファイルに含まれるもの」を「実行時のツールフォルダ構造に含まれるもの」に変更しました。このセクションにも追加： License.txt: 使用するコンポーネントのライセンス情報。参考として追加しました。 MfeDiagUpdater.log:このファイルは、MfeDiag.exe の実行後に生成されるアップデータログファイルです。最後に実行されたコマンドの自動更新とログアップロードの出力のみが表示されます。セッションが完了したら、MfeDiag_1.0.0.xxx フォルダーを削除します。
2020 年 8 月 6 日	ステップ2が更新され、「ホストで SSSO ツールを実行する」セクションにリンクが含まれるようになりました。 (https://support.mcafee.com/webcenter/portal/supportportal/pages_tools/toolssso)

表示するセクションをクリックして展開します：

SSSO ツールの目的

以下のような状況でこのツールを使用してください：

テクニカルサポートでサービスリクエストを開く場合や、データ収集が必要な場合
データ収集の作業が複雑または単純な場合
必要なツールが多い場合や使いにくい場合
課題が散発的、ランダム、またはオンデマンドで再現可能な場合
例：
- 環境内でランダムに発生する 高 CPU 使用率の問題のデータをキャプチャします。この問題は、McAfee と Microsoft の両方のツールを同時に実行する必要があり、CPU 使用率が高い場合にのみ実行されます。
- サードパーティ製アプリケーションの起動時の動作をキャプチャするために必要な McAfee および Microsoft ツールを実行します。また、サードパーティがランダムにアクセス拒否エラーを発生してクラッシュする場合もあります。エラーが発生しなかった場合は、ログを収集しないでください。
- 特定のサードパーティプロセスが起動したときに Endpoint Security および McAfee Agent のデバッグログを有効にします。起動後 2 分以内にサードパーティがクラッシュした場合、そのサードパーティのプロセスダンプを収集します。デバッグログを無効にし、クラッシュ時にファイルを収集します。それ以外の場合は、次回プロセスが開始されるまでログ収集を停止します。

SSSO ツールの内容

SSSO ツールは MfeDiag_version.zipという名前の .zip ファイルとして提供されます。

実行時のツールフォルダ構造には、次のものが含まれます：

Docフォルダ： doc フォルダはヘルプドキュメントで構成されています。Playbook.ymlファイルには問題に関連する独自のプレイブックを作成する手順が含まれています。 TelemetryData.txt ファイルには、製品改良や技術サポートのために収集したテレメトリ情報の詳細が記載されています。このファイルは、ルートフォルダに作成されます。
プレイブックスフォルダ：カスタムとデフォルトの2つのサブフォルダで構成されています。デフォルトのフォルダには、顧客からのエスカレーションに基づいて作成されたいくつかのプレイブックが含まれています。カスタムフォルダは、新しいプレイブックがオーサリングされたときに使用されます。
プラグインフォルダ：プラグインは、カスタムとデフォルトの2つのサブフォルダで構成されています。デフォルトのフォルダには、特定のユースケースを監視する PowerShell スクリプトがいくつかあります。プラグインは基本的に PowerShell モジュールです。カスタムプラグインを書き込んで、カスタムフォルダに保存することができます。インターネットには PowerShell スクリプトのための多くのリソースがあります。
注：デフォルトのプラグインは実行中に署名のチェックを行いますが、カスタムプラグインは署名のチェックを行いません。 McAfee は、お客様が作成したカスタムプラグインについては責任を負いません。
実行フォルダ：デフォルトでは、MfeDiag_1.0.0.xxx.zip からツールを解凍したばかりの時には、実行フォルダは存在しません。このフォルダは MfeDiag.exe の実行時に、自動的に作成されます。このフォルダには、タイムスタンプに応じて保存された圧縮(.tgz)された形式で実行されたコマンドの出力が含まれています。この圧縮ファイルには、MfeDiag.log、MfeDiag_Telemetry.xml ファイル、その他のダンプファイルやログが格納されています。これらのファイルは、コマンド実行時に使用するツールに依存します。
ツールフォルダ：ツールフォルダはカスタムとデフォルトに分類され、その中にはx64とx86というサブフォルダがあります。デフォルトのツールには、関連するすべての McAfee ツールが同梱されています。カスタムツールは MfeDiag.exe -update でダウンロードできます。サードパーティのツールを使用するには、プロンプトが表示されたら、サードパーティのライセンス契約に同意する必要があります。他にも必要なツールをカスタムフォルダに配置することができます。
注：デフォルトのツールは実行中に署名がチェックされますが、カスタムツールは署名がチェックされません。 McAfee は、顧客が作成したカスタムツールについては責任を負いません。
License.txt: 使用するコンポーネントのライセンス情報。参考として追加しました。
MfeDiag.exe: 引数を受け付けるメインの実行ファイル。バイナリの入力引数については、doc フォルダにある help.txt ドキュメントを参照してください。
MfeDiag.log: このファイルは、MfeDiag.exe の実行後にログファイルが作成されます。最後に実行したコマンドのログ出力のみが表示されます。
MfeDiagUpdater.log: このファイルは、MfeDiag.exe の実行後にアップデータログファイルが作成されます。最後に実行したコマンドのログ出力のみが表示されます。
MfeDiag_Telemetry.xml: この .xml ファイルは最後に実行されたコマンドのテレメトリ出力を表示します。
Royalty-Free Tools License.txt: このファイルには、SSSO ツールのエンドユーザー使用許諾契約書 (EULA) (EULA) が含まれています。デフォルトでは、このファイルはルートフォルダに存在しません。最初の実行時に EULA ページが表示されます。承認後、このファイルはルートフォルダに作成されます。

ホストで SSSO ツールを実行するには

始める前に、Windows PowerShell バージョン 3.0 以降がインストールされていることを確認してください。

注： Windows PowerShell は、デフォルトでは該当するオペレーティングシステムに同梱されています。PowerShell のバージョンを確認し、3.0 またはそれ以降にアップグレードしてください。また、エクスプロイト防止機能 が有効である場合、PowerShell ルールの Execution Policy Bypass をブロック に設定してはいけません。
MfeDiag_1.0.0.xxx.zip をそれぞれの場所からダウンロードしてください。https://support.mcafee.com/webcenter/portal/supportportal/pages_tools
zip を解凍し、管理者モードでコマンドプロンプトを開きます。
MfeDiag ファイルはデータ収集を完了するためにサードパーティ製のツールを必要とします。サードパーティ製のツールは MfeDiag パッケージには同梱されていないため、更新することが重要です。
ツールを更新するために、以下のコマンドを実行してください：

MfeDiag.exe -update
SSSO ツールのライセンス契約に同意します。このことは、初めてツールを実行する場合にのみ必要です。また、次のコマンドを実行して、SSSO ツールの EULA を受け入れることもできます：

MfeDiag.exe -update -accepteula
サードパーティのツールのダウンロードを承諾します。ツールがダウンロードされると、EULA　承認のためのポップアップウィンドウが表示されます。プロンプトが表示されたら、サードパーティライセンス契約に同意します。

サードパーティツールはフォルダにダウンロードされます：..\MfeDiag_1.0.0.xxx\tools\custom
各サードパーティ製ツールのダウンロードを開始すると、ユーザーライセンス契約への同意を求めるウィンドウがポップアップ表示されます。プロンプトが表示されたら、EULA を承認する必要があります。
システムで EULA がすでに承認されている場合 (procdump, procmon)、再度プロンプトが表示されることはありません。ヘルプダイアログが表示されたままになります。

注：サードパーティツールをダウンロードするにはインターネット接続が必要です。
SSSO ツールで収集されたデータは圧縮され、MfeDiag_1.0.0.xxx\run\<timestamp>.tgz に格納されます。
オプションで、収集されたデータを -SRオプションを使用して特定のサービスリクエストにアップロードすることもできます。
セッション完了次第、MfeDiag_1.0.0.xxx フォルダ-を削除します。

注：

McAfee には、サードパーティのツールを出荷するためのライセンスがありません。インターネットからサードパーティのツールをダウンロードするための最初のステップとして、更新が必要です。
SSSO ツールを複数のシステムに適用したいお客様は、すべてのシステムでサードパーティのツールを更新する必要はありません。この手順を1回実行し、ePolicy Orchestrator（ePO） Endpoint Deployment Kit（EEDK）パッケージを作成します。 EEDK パッケージは、ePO を使用して残りのシステムに展開できます。

コマンドラインパラメータ

MfeDiag.exe [options...] の形で使用：

オプション	説明
-? \| /? \| -help	ヘルプ詳細の表示
-update	サードパーティツールのダウンロードまたはアップデート
-Procname:ProcessName	プレイブック内で使用するプロセス名を指定します。例： -procname:mcshield.exe
-filepath:"<filepath>"	プレイブック内で使用するファイルパスを指定します。例： -filepath:"C:\test\Logs"
-play playbookname.yml	指定されたプレイブックを実行します。例： -play CreateEEDK.yml
-verify playbookname.yml	指定されたプレイブックを確認します。例： -verify CreateEEDK.yml
-accepteula	SSSO ツールの EULA をサイレントで受け入れます
-threshold:<value>	プレイブック内で使用する CPU しきい値を指定します。例： -threshold:20
-sr:<SR Number>	このスイッチを使用して、指定された有効なサービスリクエスト（SR）番号に対して結果を McAfee サーバに自動的にアップロードします。例： -sr:4-123456789
-skipupgrade	特定実行の SSSO ツールのバイナリの自動アップグレードをスキップします。
-delay:<value>	YAML　内で使用する遅延（秒単位）を指定します。例： -delay:200
-thresholds:<val1,val2,val3>	YAML 内で使用する複数のメモリしきい値（MB 単位）をコンマで区切って指定します。例： -thresholds:100,200,300)
-createeedk	ePO デプロイ可能パッケージを作成します。
-acceptthirdpartyeula	ePO からデプロイすると、Procmon と Procdumpの EULA をサイレントで受け入れます。注：Acceptthirdpartyeula スイッチは ePO からのみ動作します。

エアギャップ環境での SSSO ツールの実行

インターネットに接続されているシステムでは、MfeDiag_1.0.0.xxx.zip をテクニカルサポートが提供する場所からダウンロードしてください。
MfeDiag_1.0.0.xxx.zipファイルを解凍します：
サードパーティツールは MfeDiag パッケージに付属していないため、更新する必要があります。 MfeDiag では、データ収集を完了するためにサードパーティのツールが必要です。
1. 管理者としてコマンドプロンプトを開く
  1. Windows キー + R を押下します
  2. スタートメニューの検索で、cmd　と入力し、CTRL+SHIFT+ENTER　を押下します。
  3. [ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されたら、表示されるアクションが目的のものであることを確認して Continue をクリックします。
2. ツールを更新するには、次のコマンドを実行します：
  
  MfeDiag.exe -update
3. ツールを初めて実行する場合は、SSSO ツールの使用許諾契約に同意します。
（オプション）コマンドを実行して、SSSO ツールのエンドユーザー使用許諾契約（EULA）に同意することもできます。

MfeDiag.exe -update -accepteula
サードパーティツールのダウンロードを受け入れます。ツールがダウンロードされると、EULA に同意するためのポップアップウィンドウが表示されます。プロンプトが表示されたら、サードパーティの使用許諾契約に同意します。

サードパーティツールは ...\MfeDiag_1.0.0.xxx\tools\custom フォルダーにダウンロードされます。
SSSO ツールパッケージフォルダー(MfeDiag_1.0.0.xxxx) を、接続が制限されているコンピュータにコピーします。
新しいコンピューターでサードパーティツールのEULAに同意するには、次のコマンドを実行します：

MfeDiag.exe -update
データを収集するには、プレイブックを実行します

SSSO ツールによって収集されたデータは圧縮されており、MfeDiag_1.0.0.xxxx\run\<timestamp>.tgz にあります。
収集したデータを分析のためにマカフィーに提供します。
セッション完了次第、MfeDiag_1.0.0.xxx フォルダーは削除されます。

プレイブックを実行し、観察したことを記録する方法

問題例: エンドポイントセキュリティのプロセスがシステム上で高い CPU 使用率を示している場合のデータ収集。
プレイブックの名前: ENS_Process_HighCPU_Level1.yml

プレイブックの機能:
プレイブックは、指定されたエンドポイントセキュリティのプロセスのCPU使用量を指定されたしきい値で監視します。閾値の範囲外である場合、PerfCounters、Procmon、AMTrace、MER データを収集します。
別のしきい値を使って収集したい場合は、コマンドを使ってしきい値を指定することができます: -threshold:

管理者モードでコマンドプロンプトを開きます。
Mfediagを解凍されたフォルダに移動し、以下のコマンドを入力します:

MfeDiag.exe -play ENS_Process_HighCPU_Level1.yml -procname:mcshield.exe -threshold:40

注意:MfeDiag.exe 実行ファイルは CPU 使用率が 40 %のしきい値を超えるまで待機します。
問題を再現し、CPU 使用率がしきい値を超えるのを待ちます。
システム上で完全な Endpoint Security のオンデマンドスキャンを開始します。

注意: フルオンデマンドスキャンがトリガされると、CPU 使用率がしきい値の制限を超えます。 MfeDiag.exe はPerfCounters、Procmon、およびAMTraceデータの収集を開始します。最後に、MER ログが収集されます。
実行が完了した後、MfeDiag_1.0.0.xxx\runに移動します。

注意: 出力ログは MfeDiag.log ファイルに表示されます。 Mfediag.logファイルはルートディレクトリMfeDiag_1.0.0.xxx\run\.tgzにあります。このファイルは、実行されたコマンドの出力を表示し、異なる内部ツールのアクティビティを表示します。
オプション -sr:SR 番号 が使用されると収集されたデータは、特定のサービスリクエスト（SR）に自動的にアップロードされます。
例： -SR:1-123456789を使用すると収集したデータをSR 1-123456789にアップロードできます。

ePO Endpoint Deployment Kit (EEDK)

続行する前に、上記の手順を終了し、サードパーティツールを更新する必要があります。
CreateEEDK.ymlというデフォルトのプレイブックを使用して、EEDK パッケージを作成します。以下のコマンドを使用します:

MfeDiag.exe -play CreateEEDK.yml

このコマンドを実行すると、EEDK パッケージがルートディレクトリに生成されます。

ePO から SSS Orchestrator を複数のホストにデプロイする方法:
ワンストップソリューションは、EEDK パッケージを介して提供されています。これを使用するには、以下の手順に従います。

パッケージMFEDIAG_EEDK.zipを ePO のマスターリポジトリにアップロードします。
システムツリーでシステムまたはグループのリストを選択します。
Actions、Agent、Run Client Task Nowをクリックすることで、Run Client Task Nowを作成します。
Run Client Task Now ウィンドウで、McAfee Agentを選択し、タスクの種類を Product Deploymentとして選択してから、Create New Taskをクリックします。
Run Client Task Now ページで、選択します:
- 対象プラットフォーム
- McAfee Diagnostic Tool 1.0.0.xxxとしての製品
プレイブックを実行するために、それぞれのコマンドライン引数を指定します。例:

-play

パッケージとコマンドライン情報の例:
Run Client Task Nowをクリックします。

注意:
- 出力ログがある場所: %ProgramData%\McAfee\MfeDiag\.tgz.
- 以下は、EEDK パッケージを使用してクライアント上で実行する必要があるすべてのプレイブックに適用されます。まず、クライアントシステムでサードパーティのツールの EULA を承認する必要があります。

データ収集目的のプレイブック

2 つのグループが利用可能です

デフォルトプレイブック
一般的なプレイブック

デフォルトのプレイブック

プレイブック名	プレイブック名の説明
CheckThridPartyToolsEULAAcceptance	サードパーティツールの EULA が承認されているかどうかを確認します。
CreateEEDK	複数のホストシステムにデプロイ可能な ePO Deployable キットを作成します。
Template_DefaultToolsPlaybookExample	すべてのMcAfee ツールを使用するためのプレイブックの例。例えば、 AMTraceやETLTraceの使用方法です。
Template_ExecuteCustomToolExample	任意のサードパーティ製カスタムツールを使用するためのプレイブックの例。 iperfの使用法の例。
Template_HighCPUUsage	いずれかのプロセスで CPU 使用率が高くなっている場合は、 Procdump、ProcmonおよびMER ファイルを収集します。
Template_LogFilterExample	任意のログファイルで特定の文字列が一致するのを待ち、必要なデータを収集するプレイブックの例。
Template_MERLogCollection	ログ収集のためにMERを呼び出すプレイブックの例。
Template_ProcessCrashWithProcdump	プロセスがクラッシュした場合、 Procdumpを使用してプロセスダンプを収集したり、 MERファイルを収集します。
Template_ProcessCrashWithWER	プロセスがクラッシュした場合は、Windows Error Reporting (WER)を使ってプロセスダンプを収集したり、 MERを収集します。
Template_ProcessHang	プロセスがハングした場合、プロセスダンプを Procdumpを使って収集したり、 MERを収集します。
Template_ProcessMemoryLeakWithProcdump	プロセスでメモリリークが発生した場合は、プロセスダンプをProcdumpを使って収集したり、MERファイルを収集します。
Template_ProcessMemoryLeakWithUMDH	プロセスでメモリリークが発生した場合は、user-mode dump heap (UMDH)のスナップショットとMERを収集します。
Template_ProcessMultipleCrashDumps	指定したプロセスの複数のクラッシュダンプを収集します。
Process_MemoryLeak_WithLoop	プロセスダンプ、Poolmon、ループで指定されたしきい値を超えるUMDHスナップショットを収集して、メモリリークの問題をトラブルシューティングします。

一般的なプレイブック

Endpoint Security (ENS) プレイブック

メイン
プレイブック名	プレイブック名span style="white-space: pre;"> の説明<
ENS_EventBasedLogCollection	イベント ID トリガーに基づいて、AMTrace、Procmon を収集します。例: イベントID1000のクラッシュが発生した場合は、必要なデータを収集します。
ENS_InstallationFailure_ePO	ENS のインストールが ePO を介して行われている場合、インストールに失敗したかどうかを監視し、 Procmon、AMTrace、 MERファイルを収集します。
ENS_Process_HighCPU_Level1	ENS プロセスに高 CPU 使用率の問題がある場合には、PerfCounters、Procmon、AMTrace、MERファイルを収集します。
ENS_Process_MemoryLeak	ENS のプロセスにメモリリークがあった場合、 Procmon、 Procdump、Poolmon、 UMDHスナップショット、およびAMTraceを収集します。
ENS_SlowODSTask	ENS ODS タスクが遅い場合は、複数のProcmon、AMTrace、および MER ファイルを収集します。
ENS_SlowAppStartup_Random	ENS プロセスの起動に時間がかかる場合は、ProcmonとAMTraceを収集します。
ENS_SystemHighCPU	システムの CPU 使用率が高い場合、 Procmon、AMTrace、WPR、PerfCounters、および MERを収集します。
ベータ
プレイブック名	プレイブック名の説明
ENS_BootLogging_Start_Manual	このプレイブックは、ENS Windows のブートログを構成します。このプレイブックはブートログを収集するようにProcmon and Amtrace を構成します。手動で実行するため、再起動後に以下のプレイブックを実行する必要があります。ENS_BootLogging_Stop_Manual
ENS_BootLogging_Stop_Manual	このプレイブックは起動時のProcmon および Amcoreを収集します。このプレイブックは、再起動が完了したときに実行する必要があります。
ENS_BootLogging_Start_Auto	このプレイブックは、ENS Windows の自動ブートログ収集を構成します。ブートログを収集するようにProcmon および Amtrace を構成します。 SSSO ツールは自動的に実行されるため、ユーザーがコンピュータをログインすると、ENS_BootLogging_Stop_Auto プレイブックが自動的に実行されます。
ENS_BootLogging_Stop_Auto	このプレイブックは手動で実行するためのものではありません。ENS_BootLogging_Start_Auto.yml を介して自動的に実行されます。
ENS_eventMessageBasedLogCollection	特定のメッセージの発生時にログを収集します。
ENS_FirewallPolicyCollection	ENS ファイアウォールポリシー詳細をを収集します。
ENS_InstallationFailure	ENS　のインストール失敗が発生した場合、Procmon、AMTrace および MER ファイルを使用してデータを収集するために使用できます。
ENS_Process_HighCPU_level1_Parallel	指定されたしきい値について、指定された ENS プロセスの CPU を監視します。しきい値違反がある場合、PerfCounters、Procmon、AMTrace および MER を同時に収集します。
ENS_Process_HighCPU_Level2	ENS プロセスに高 CPU の問題がある場合は、PerfCounters および Kernel ダンプを収集します。
ENS_Process_HighCPU_Level3	ENS プロセスに高 CPU の問題がある場合は、PerfCounters および完全メモリダンプを収集します。
ENS_SlowAppStartup_Repro	ENSプロセスの起動に時間がかかる場合は、Procmon および AMTrace を収集します。

VirusScan Enterprise (VSE) プレイブック

プレイブック名	プレイブック名の説明
VSE_InstallationFailure	VSE のインストールに失敗した場合、 Procmon、ETLTrace、MERファイルを収集することができます。
VSE_ODS_Hang_x64	特定の期間、オンデマンドスキャンのタスクのプロセス (scan64.exe)を監視します。 64ビットコンピュータで指定された時間が経過してもプロセスが実行されている場合、 Procmon、ETLTrace、 MERデータを収集します。
VSE_ODS_Hang_x86	特定の期間、オンデマンドスキャンのタスクのプロセス(scan32.exe)を監視します。 32ビットコンピュータで指定された時間が経過した後もプロセスが実行されている場合、Procmon、ETLTrace、 MERデータを収集します。

McAfee Application and Change Control (MACC) プレイブック

プレイブック名	プレイブック名の説明
MACC_ExecutionDenied	アプリケーションの実行拒否に関連するイベント ID 21 を監視し、このイベントが発生したときに MER ファイルを収集します。
MACC_Gatherinfo	gatherinfo を実行して情報を収集します。
MACC_HighCPU	SolidCoreservice に高 CPU 使用率の問題がある場合、Procdump、Procmon、Gatherinfo データを収集します。
MACC_HighMemory	SolidCoreserviceがメモリ使用量の多い問題を抱えている場合は、ProcdumpとProcmonを収集してください。
MACC_Loglevel	必要なログレベルを設定するために使用できます。
MACC_PackageControl	MACC による任意のインストーラのパッケージ変更防止イベントと、Gatherinfo データの収集。
MACC_PreventedExecution	MACC による任意のバイナリに対する実行防止イベントと、Gatherinfo データの収集。
MACC_SystemCrash	MACC システムがクラッシュした場合には、レジストリ値をcollectCrashdumpに設定し、Gatherinfo データを収集します。
MACC_InstallationFailure	MACC のインストールエラーが発生したときに、インストールログを収集するために使用できます。
MACC_MER	このプレイブックでは、MACC製品のために、MERを実行して情報を収集します。
MACC_Process_MemoryLeak	レジストリを使用して gflag を有効にし、アプリケーションのメモリ使用量が一定の閾値に達した場合にプロセスダンプを収集します。
MACC_Procmon_MER	このプレイブックはシステムのパフォーマンスの問題に対して、Procmon、MER データの収集を行います。
MACC_SlowAppStartup_Random	起動が遅いプロセスのパフォーマンスデータを監視して収集します。
MACC_SystemCrashDataZip	メモリダンプをc:\Windowsから実行フォルダにコピーします。
MACC_WriteDenied	ID 20が起こった場合、MACCによるファイル変更防止イベントを待ちます。 Gatherinfoデータを収集します。

Management for Optimized Virtual Environments (MOVE) Antivirus プレイブック

メイン
プレイブック名	プレイブック名の説明
ベータ
プレイブック名	プレイブック名の説明
MOVE_Clientx86_InstallationFailure	32ビット MOVE クライアントのインストールを開始する前に、プレイブックを実行してください。このプレイブックはインストールの失敗を監視し、Procmon、AMTrace、MER　ファイルを収集します。
MOVE_Clientx64_InstallationFailure	64ビット MOVE クライアントのインストールを開始する前に、プレイブックを実行してください。このプレイブックはインストールの失敗を監視し、 Procmon、AMTrace、およびMER ファイルを収集します。
MOVE_DataCollection	このプレイブックでは、指定された MOVE モジュールのログレベルを変更し、MER ファイルを収集します。

独自のプレイブックを作成する

独自のプレイブックを作成することは難しくありません。 doc フォルダ以下にある playbook.yml ファイルを使うと簡単にプレイブックを作成することができます。

プレイブックの作成時に覚えておくべき点がいくつかあります。

簡単なタスクでユースケースの概要を説明します。何が必要か、いつ必要なのかを解説します。
doc\playbook.ymlファイルに記載されている規約に従ってください。
YAML ソフトウェアでダブルスペースを使用しないようにしてください。以下は YAML 公式サイトhttps://yaml.org/faq.htmlのFAQです。

"エディタやツールによってタブの扱いが異なるため、タブは禁止されました。さらに、インデントは YAML の適切な解釈にとって非常に重要なので、この問題に取り組むことは難しいです。実際、Python の Guido van Rossum 氏は、Python のソースでタブを許可することは多くの人にとって頭痛の種であることを認めています。"

注意:

Orchestrator は、製品固有のワークフローを含む、よく知られたワークフローのプレイブックをサポートしています。
ユーザー固有または製品固有のワークフローにより、自動修正や効果的なデータ収集にかかる時間を短縮することができます。
Orchestrator は、必要に応じて独自のプレイブックの構築もサポートしています。
また、プレイブックは、時間、イベント、または外部トリガーに基づいて異なるツールの呼び出しをサポートしています。

サポートされているオペレーティングシステム

オペレーティングシステム	Diagnostic Tool 1.0.0
クライアント
Microsoft Windows 10 (64-bit / x64) Microsoft Windows 10 (32-bit / x86)	はい
Microsoft Windows 8 (64-bit / x64) Microsoft Windows 8 (32-bit / x86)	はい
Windows 7 (64-bit / x64) Windows 7 (32-bit / x86)	はい
サーバー
Microsoft Windows Server 2019	はい
Microsoft Windows Server 2016	はい
Microsoft Windows Server 2012 R2	はい
Microsoft Windows Server 2012	はい
Microsoft Windows Server 2008 Release 2 (64-bit)	はい
Microsoft Windows Server 2008	はい

デバッグロギングを有効にする方法

Product	Debug log Article
McAfee Application and Change Control (MACC)	KB90755
Management for Optimized Virtual Environments (MOVE)	KB87799
Endpoint Security (ENS)	KB91797

免責事項

この記事の内容のオリジナルは英語です。英語の内容と翻訳に相違がある場合、常に英語の内容が正確です。一部の内容は Microsoft の機械翻訳による訳文となっています。

影響を受ける製品

ePolicy Orchestrator 5.10.x

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