リファレンス構成の紹介
リファレンス構成とは、広範なテストを経て適切な手順であることが保証された、マカフィーが推奨する配備シナリオです。 これらのシナリオを使用すれば、再起動の必要性を減らし、実行を容易にすることができます。 リファレンス構成検索ツールにアクセスするには、https://rcsearch.mcafee.com に移動します。 検索ツールを使用すると、製品、インストールの種類 (新規インストールまたはアップグレード)、および Windows バージョンごとに、リファレンス構成ドキュメントをフィルタリングできます。
リファレンス構成の詳細と FAQ については、KB88274 - リファレンス構成の紹介を参照してください。
このリファレンス構成のマニュアルは、マカフィー製品を特定のオペレーティング システムと共に配備するための「ゴールド イメージ」を作成する企業向けに作成されています。 これらのお客様のために、このマニュアルでは新しいインストール手順について説明します。
注記: このマニュアルではすべてのマカフィー製品について記載しているわけではありません。 一般的に使用されている製品を表しています。 この構成の一部が実際の製品構成に相当する場合、ニーズに適合しない製品の配備はスキップできます。 このリファレンス構成に含まれている推奨製品は、必ずしも最新リリース バージョンのマカフィー製品を表しているわけではありません。
始める前に
配備プロセスを開始する前に、配備プロセスを成功させるための準備作業がいくつかあります。
最新のリリース ノートおよび既知の問題の確認
このリファレンス構成はマカフィーが正式に推奨するものではありますが、配備の成功に影響を与える問題が見つかる場合もあります。 推奨される製品構成の表で、各製品バージョンの既知の問題のリンクを参照してください。
再起動の計画
製品アップグレード時にインストールされるオペレーティング システム ドライバー モジュールの中には、メモリーに適切に読み込まれるのが実行時のみであるものがあります。 そのため、新しいドライバーが読み込まれるようにするために再起動が必要になります。 オペレーティング システムの制限により、これらのドライバーは一度に 1 つのバージョンしか読み込まれません。 インストールする製品によっては、複数回再起動が必要になる場合があります。 この配備パスは、手順にリストされているすべての製品を更新する場合に必要な再起動の回数を最小限に抑えるように最適化されています。
一部の製品のみを更新する場合は、更新が完了した後に再起動するように計画してください。
推奨される製品構成
以下の表は、多くのお客様からのテレメトリ サンプリングに基づいて決定される、一般的に配備された製品を示しています。 McAfee では、ENS 10.7.0 November 2020 Update の製品提供を利用するために、これらの製品を展開することを推奨しています。 この構成では、以下のオペレーティング システムの表を使用して、製品間の互換性を幅広く検証しています。 事前に McAfee 製品がインストールされていないクリーンなシステムを想定しています。
クライアント オペレーティング システム:
- Windows 10 version 20H2 (October 2020 Update)
- Windows 10 version 2004 (May 2020 Update)
- Windows 10 version 1909 (November 2019 Update)
- Windows 7 SP1
McAfee 製品 |
推奨されるバージョン |
既知の問題 |
ePolicy Orchestrator (ePO) |
5.10.0.2428
サーバーのセットアップ後に Update 9 を適用する |
KB90382 |
保護ワーク スペース |
サービス拡張ファイル: 1.0.0.1994
UI 拡張ファイル: 1.0.0.2320 |
|
Data Exchange Layer Broker
(DXL Broker) |
6.0.0.203 |
KB92077 |
Threat Intelligence Exchange
Server (TIE Server) |
3.0.0.480 |
KB91389 |
MVISION EDR Cloud |
EDR 拡張ファイル: 3.2.0.1
Cloud Bridge: 2.1.0.100
MVISION EDR クライアントと連動するように設定します。 |
|
Web SaaS |
McAfee Client Proxy と連携するように構成する |
|
McAfee Agent (MA) |
5.7.2.162 |
KB93773 |
Endpoint Security (ENS)
- ENS プラットフォーム
- ENS 脅威対策
- ENS ファイアウォール
- ENS Web 管理
- 適応型脅威対策
|
10.7.0.2174
10.7.0.2298
10.7.0.1540
10.7.0.1891
10.7.0.2481 |
KB82450 |
McAfee Client Proxy (MCP) |
3.1.0.215 |
KB83131 |
MVISION EDR Client |
3.2.0.571 |
KB91275 |
Data Loss Prevention Endpoint
(DLP Endpoint) |
拡張ファイル: 11.4.0.17
クライアント: 11.4.0.45 |
KB89301 |
Drive Encryption (DE) |
拡張ファイル: 7.2.10.64
クライアント: 7.2.10.64 |
KB84502 |
File and Removable Media Protection (FRP) |
5.1.0.209 |
KB85807 |
McAfee Application and Change Control (MACC) |
拡張ファイル: 8.3.0.225
クライアント: 8.3.0.303 |
KB87838
KB87839 |
インストール プロセス
このセクションでは、製品をインストールする際に推奨される順番について説明しています。
注:
- 製品をインストールする前に、全ての拡張ファイルを ePO にチェックインしてください。
- 緑のボックスは、サーバー システムを示します。
- 水色のボックスは、新製品の配備を示しています。
- 赤で囲まれたボックスでは、その製品を有効にするためにシステムを再起動する必要があります。